一年の始まりに諸事情の理由で「年賀状」を出すことができない人は、「寒中見舞い」を出しましょう。寒中見舞いとは寒い時期に相手を気遣う手紙です。元々は、豪雪地で寒さが厳しい時期に送る相手を気遣う行事だったものが、年賀状が出せなかった人に寒中見舞いを出すケースも増えてきました。いつまでに出すのが適しているのでしょうか。
寒中見舞いの時期はいつまで?
小寒と呼ばれる日(2017年は1月5日)から始まって2月4日頃の立春までのことを「寒中」といいます。この期間に手紙出すから「寒中見舞い」と呼ぶのです。しかし、1月5日だと年賀状の扱いになるので、寒中見舞いを出すのであれば門松を片付ける1月7日の松の内が過ぎてからが良いでしょう。
年始の挨拶状である年賀状と季節の挨拶の手紙である寒中見舞いはその意味合いが違ってくるのです。まとめると1月8日から2が4日までに出すようにしましょう。
寒中見舞いの時期で喪中の場合は?
寒中に相手を気遣う、年賀状を出せなかった人が寒中見舞いを出すと書きましたが、他のケースとして、喪中の人に出すケースがあります。
喪中の人が、年賀状を送ってきた人たちに対してのこちらの事情を報告するためや年賀状の代わりとしての挨拶の手紙として使われたり、相手側が喪中だとはわからずに年賀状を出したときのお詫びするために使われたりします。
寒中見舞いの時期を過ぎたらどうなる?
もし立春までに寒中見舞いを出せないとなると、それ以降は「余寒見舞い」扱いになります。まだ厳しい寒さが続いている季節の挨拶の手紙になります。期間は2月末日ごろまでとなります。暑中見舞いの後の残暑見舞いに似ていますね。
まとめ
年賀状は毎年出している方も寒中見舞いの存在は意外と知らない人もいるのではないのでしょうか?。年賀状と出す時期が近いことも寒中見舞いのことをあいらない原因でしょう。寒中見舞いを出す際には失礼のないようにマナーとして年賀状を使用するのはやめましょう。年賀状を忘れてしまった人はなるべく寒中見舞いを利用して年始の挨拶を済ませましょう。